一言に農業といっても、働き方は一つではありませんので、まずは自分がどんな形で農業をしたいのかを決める必要があるでしょう。どの地域で、とのような種類の作物を育てるのか、そして規模はどの程度を想定しているのか、それは人によって様々異なっています。具体的な目標を定めた上で、何をするべきかを選んでいく必要があるでしょう。これまで全く農業と関わりがなかった人の場合、イメージだけでは不明瞭な部分も多くなりますので、しっかりと下調べをしておくことも大切です。実際に新規就農を成功させた人が、どのような方法をとったのか、どんな経験を重ねていったのかを調べてみるのも良いでしょう。全く新しい世界に踏み込むためには、自分の理想をより明確にし、しっかりと準備をしていくことが大切です。
新規就農の具体的な方法について
就農の方法として、独立就農と、農業法人への就職という2つの道をあげることができます。独立就農とは、自分自身が経営者となって農業を行っていく方法であり、より具体的な目的や希望を持っている人に、適した方法かもしれません。独立就農の場合、栽培から販売まで全てを自分で進めていく必要がありますので、しっかりとしたプランや、ノウハウが必要となるでしょう。農業法人への就職では、働きながらノウハウを身に着けていくことが可能ですので、これまで農業と関わりがなかったという人にとって、適した方法だといえるでしょう。また、就職という形式になりますので、独立就農とは違い、安定した収入が得やすいというメリットがあります。自分自身の状況やメリットなどを踏まえて、どちらの方法が良いかを判断する必要があるでしょう。
初心者が就農するために必要なものとは
全くの初心者が、農業という仕事を始めるという場合は、まず農業体験などを通して、実際の仕事に触れてみるのが良いかもしれません。農業法人で行われている、一定期間のインターンシップなどを体験し、経験を積んでみるのも、一つの手でしょう。農業に関心がある人、就農を目指している人など、様々な人がインターンシップに参加して、農業体験をしています。また、全国に所在している新規就農相談センターで、まずは相談をしてみるというのも、良い方法です。初心者がゼロから農業をスタートするためには、農地の取得や技術の習得、資金の確保、長期的なプランなど様々な準備が必要となるものです。これらの条件を満たすために、様々な制度を利用してしっかりと準備を行い、就農を目指しましょう。